今期は納得のいく構築をつくれなかったので、S3を振り返って構築の改善点や得たことをまとめてみようと思います。
最高レートは1940ぐらいだと記憶してますが、最終日には1700代まで落ちました。
欠陥構築というより、構築としてまとまっていなかったように思います。
見直しがメインなので適当に思ったこと書いていきます。
<構築経緯>
S3はコケコランドグロスとカバリザが環境の中心になると予想。それに対するメタとして前者にはマンムーを後者にはアシレーヌを押し付けていく構築が強いのではないかと思い、構築を始めた。
コケコランドグロスにマンムーを押し付けていくためには素早さ操作要因が必要であり、アシレーヌとの相性の良さも加味し、トリックルームを軸としたPTを作成することにした。
トリックルームの始動要因として、上記の2体で厳しいグロス、カグヤ、リザ―ドン等に強いであろうシャンデラを採用し、残りを3体を補完として入れた。
リザードンは受けループ等の低速高耐久PTを崩すため。プテラはゲンガーやゲッコウガを上から潰すための採用。ナットレイはここまでで辛いキノガッサやガルーラ、ミミッキュの対策として採用した。
<個体紹介>
リザードン 猛火 @メガ石(x)
H4 A252 S252
フレアドライブ 雷パンチ 逆鱗 剣の舞
初めて剣舞リザを使ったが低速のPTに対しての制圧力は圧巻だった。今期は受けループにあまり当たらなかったので、龍舞にしたほうが良かった気がする。逆鱗もあまり打たなかったので、他の技も一考。
プテラ プレッシャー @メガ石
意地っ張り
H4 A252 S252
トリックルームを催眠術で阻止してくるメガゲンガーを倒すため、追い打ち要因として採用した。 実際はプテラゲンガー対面では居座り催眠術しかうたれなかったため、追い打ちを地震に変更。構築上めざ炎ゲッコウガがどうしようもなかったため、上から縛れるよう雷の牙を採用。PTにリザードンがいるためよぶであろうガブやランドの打点として氷の牙を採用した。
使用感としては今の環境でアイアンヘッドの無いプテラは弱かった。雷の牙にしても、ゲッコウガが初手に来ない場合、プテラが削られて水手裏剣で縛られるのであまりうつ機会がなかった。レヒレに半分入らないのも弱すぎる。
地震を打つ機会は多かったので変えて正解だったと思う。
記事で読んだエッジ、アイへ、地震、挑発のプテラが強いと思うのでそれ使いましょう。
マンムー 厚い脂肪 @地面Z
意地っ張り
H44 A244 B0 D220 S0
地震 岩石封じ 氷柱針 氷の礫
HD H16n-1 球カプ・コケコの草結び確定耐え
A 残り
初手に出されやすいコケコやテテフに安心して突っ張れるまでDに振りトリル下での制圧力を考えて残りをAに振った。
AD地面Zである理由は初手に出した際の対面性能を確保するため。トリックルームを採用したPTを組む際には、相手を2体まで減らしてトリルを展開することが重要だと感じ、初手に出していき相手の攻撃を一回耐えて、返しの攻撃で倒すために地面Zを採用した。
地面Zによりカプテテフやアシレーヌ、岩封+地面ℤで霊ℤミミッキュを倒せるのは強かった。一致Z技にS操作技、連続技に先制技と初手性能が凄まじく、地面氷の技範囲が通る相手に対しての性能も申し分なかった。
技構成に関しては、トリル下での運用も考えるとリザYやガモスを落とせる岩技をうつ機会も多く、この4つで変える余地はなかったように思う。
気になる点は威嚇込みの氷柱針2回でランドロスが落ちない点、地面ℤが空かされやすいタイプである点ぐらい。前者はトリルターンを足らなくする要因となったので特に悲しかった。
Sの関係上どうしても下からの遂行になりやすいため、Zテテフ等により思いがけず倒されたりする場面もあった。
調整に関しては、球草結びは一度もくらわなかったので少し削ってもいい気がする。
このポケモンは強かったと思う。
シャンデラ 貰い火 @気合の襷
図太い
H252 B252 D4
HBに振っている理由は初手にマンムーを選出することが多いので、メタグロスと対面した際の引き先になれるように振っている。襷は積まれた相手に対してもトリルを展開できるように持たせた。
炎技はメガメタグロスを一撃で倒すことができるようにオーバーヒートを採用している。
ウルガモスやリザードン等の炎枠に後投げしてトリル展開→マンムーorアシレーヌ降臨の流れが決まると大体勝てていた。
置き土産はシャンデラ対面でトリルターンを稼ごうと積み技をしてくる相手に対し、安全に後続を出す為に採用している。
結構面白いポケモンであったが、火力の無さも気になり、トリックルームを展開するためだけに選出するということも多く、シャンデラでなくとも良かったのではないかと今では思う。
因みにだが、このポケモンでテッカグヤをみる選出をした対戦はほぼ負けていた。
アシレーヌ 激流 @命の珠
控え目
H252 B4 C252
泡沫のアリア ムーンフォース めざ炎 滅びの歌
絶対に眼鏡の方が良かった。
めざ炎に関しては、自分がS2でカバリザを使っていた際に、初手のアシレーヌZが辛かったため、受け先としてメインウェポン両半減のナットレイが増加するだろうと考え採用した。
有利対面から交代読みをせずに攻撃し、その後のめざ炎で落とせるように命の球を持たせていたが、ナットレイは初手で来るパターンも多く、眼鏡によってナットを一発で倒せばその後、トリル下での一貫ができるパターンが散見されたので眼鏡でよいと思う。(対面球めざ炎をミリ耐えされることが多かった)
眼鏡でよいと考える理由は他にもあり、ポリゴン2が厳しい構築なので圧力をかけていけるというのと、トリル下での火力の足りなさから。トリル下はターン管理が重要であるので、できるだけ一貫するタイプの技を選んでいたが、後出ししてきたポケモンにミリ耐えされ、トリルターンが足りないというのも多かった。
滅びの歌はイーブイ等のバトン軸に対する解答となるので重宝した。PTに一体いると安心感がある。
絶対に眼鏡の方がよかった(2回目
呑気
H252 B252 D4
ジャイロボール パワーウィップ やどりきの種 ステルスロック
最終3日前ぐらいまでスイープ役としてカミツルギを採用していたが、ガルーラに後出しできるポケモンが欲しいと思い、ナットレイに変更した。ナットレイに変更したことにより、ガルーラ軸への勝率が上昇することはなかったので正直失敗な気がする。
PTをみればわかるが、ガルーラでナットレイを崩し、ミミッキュやらスカガブを出されるだけで負けてしまうので、ガルーラに後出しする意味がなかった。
このポケモンをうまく扱えたことが無いので、今後は構築単位で活躍できるように考えてみたい。
カミツルギにも大きな可能性を感じたので今後も積極的に考察していきたい。
<収穫>(完全に主観です)
トリル軸は初手にタイマン性能の高いポケモンで一体もっていって、残り2体をエースで詰めていくのが強いと感じた。(例 初手ガッサ→ポリクチ)
また、初手でトリルをはって、エースで場を荒らし、3体目でスイープしていくのも強いと思う。(例 初手ポリ2→クチート→スカガブ)
トリックルームはトリルエースで3体倒す構築ではない。
これにはトリル役を2枠用意することにより、2回トリックルームをはるなどの例外もある。
・地面zマンムーつよい
・めざ炎アシレーヌつよい
<感想>
今になって見直すだけでも山ほど改善点が見付かるので、しっかりと考察する時間を確保しなかった自分の未熟さを感じたシーズンだった。
終盤になってとりあえず潜って対戦数こなして何とかしようという考えが浅はかだった。
今シーズンはトリックルームというギミックに初めて挑戦し、トリックルームという軸について考える良い機会となった。
ただ、初めてトリルを使うなら王道のポリ2や最強のトリラーらしいミミッキュから始めても良かった気もする。
終盤に溶かしてしまった主な要因としては、 ガルーラ軸の増加、環境に多かったカプレヒレ、テッカグヤがいるだけでトリル軸を出し難かったのがあげられる。
今回の構築は重たい並びがあるというよりも、単体で厳しいポケモンが多すぎてうまく戦えない構築であると感じた。
トリックルームを出せない際の明確な裏選出を用意していなかったのも問題であったと感じる。出せない構築(レヒレカグヤやフシギバナ入り等)に対してしっかりとした裏選出を用意することが出来れば、もう少し頑張れた気がする。
最後に撮ってあった画像貼って終わります。最初の100戦くらいはQR使ってたんでこのPTだけの対戦数ではないですが。
来期はチャーレムかヘラ、ガルーラを使っていきたい。