S7お疲れ様でした。
今回は砂パに挑戦してみました。結果としてはS2以来の2000を達成できたのでとても嬉しいです。
最終は1800代で完成度の高い構築とはいえませんが、読んでいただけると嬉しいです。
<構築経緯>
今期は砂パを使ってみたいと思い、以前から気になっていたギガドリマンダを軸とした構築を組もうと考えた。まず砂パにおいて辛いポケモンとして考えられるゲッコウガ、キノガッサ、高耐久水に強くなれるカプ・コケコを採用。上記4体ではドリュウズが出せない場合のミミッキュやメガギャラドス等が厳しいと感じたのでカミツルギを採用。最後にカバルドン展開を抑制しつつ、砂パに対して出される相手にだし勝ちしやすそうなゲッコウガを採用した。
<個体紹介>
ギガイアス@さらさら岩
慎重
191(244)-155-152(12)-x-145(252)-45
HB 特化マンダの一舞地震確定耐え
調整はS6において、ますたんぐさんが使われた調整をそのまま使わせていただきました。
岩石封じはシーズン序盤中盤と使う機会に乏しく、毒々にかえていた時期もあったが、終盤には欲しい場面が増えたので最終的には入れていた。毒々も使う機会は多かったので採用候補の一つには入ってくる思う。
地震に関してはヒードランやギルガルド、アーゴヨンなどを意識して採用。ボーマンダを特殊型で採用する場合、ヒードランやアーゴヨンが特に重くなってしまうので、これらに対し強くなれるこの技は非常に有用だった。
このポケモンの最大の強みは何といっても大爆発です。ゲッコウガの処理もそうですが、ポリゴン2やカバルドンなどの高速回復技持ちに対し、下から爆発して削りをいれられるのがとても強い。ガルーラやレヒレなどの厄介な相手に対しても大きな削りを行うことができ、砂ターンの管理もしやすくなるこの技はとても強かった。
このポケモンの特徴でもある重力に関しては、今回採用したドリュウズとアンチシナジーであるため一度も採用していません。エアームド入りの受けループを相手するときはちょっと欲しかった。
選出するときにはこのポケモンに何の仕事を持たせているのかを明確にすることが大切だと感じました。ステルスロックをまくか、爆発で相手を削るのか、アーゴヨン等のストッパーとして選出しているのか。複数の仕事をこなすことは難しいがどれか一つは確実に遂行してくれる仕事人。
ドリュウズ@鋼Z
意地っ張り
185-205(252)-91(84)-x-85-130(172)
S 砂下一舞準速マンダ抜き
A ぶっぱ
B 残り
こちらの調整も記事からそのまま使わせていただいてます。
鋼Zの理由は無効タイプのない高火力Zは使いやすそうだなと思ったから。(適当
実際相手のボーマンダやテッカグヤに大きなダメージを与えられる点や、中耐久を舞わなくても倒せる点はとても扱いやすかった。
地震、アイアンヘッド、剣舞はエース運用するので確定として、残り1枠は電磁浮遊を採用した。この技によって環境に蔓延るランドロスを安全に倒せるようになる。
電磁浮遊という技は対戦序盤で見せてしまうと相手のランドロスでドリュウズを倒せないことを悟られて、岩封連打でドリュウズの全抜きを阻害される立ち回りをよくされた。序盤はサイクルを回し、相手にランドロスを残す立ち回りをさせることができると、非常に強い技だと感じた。
基本はギガイアスとセットで選出していたが、グライオン入りにはピンでの選出をよくした。ギロチンあてられたら悲しみの海に溺れる。
電磁浮遊を採用してるからか分からないけど、運勝ちを狙う場面が少なく、運勝ちの化身といわれる所以をあまり実感することができなかった。運勝ちの神は岩雪崩に宿っているのでは?(名推理 なおグロス
ボーマンダ@メガストーン
臆病
170-x-150-172(252)-111(4)-189(252)
ハイパーボイス 大文字 身代わり 羽休め
メガ進化前ダウンロード対策にDに4振った最速マンダ。
ハイパーボイスはタイプ一致メインウェポンとして採用。大文字はメガルカリオを一発で倒すため。
羽休めは後続のコケコとのサイクル選出をできるように採用している。
最後の1枠は流星群や毒々、ストーンエッジなども使っていたが最終的にテッカグヤに宿り木でハメられるのがストレスだったので身代わりを採用した。ギルガルドにも多少強くなれるところも嬉しい。どの技も欲しい場面が沢山あったので環境に多いポケモンでカスタマイズしていくのが良いと思います。
羽休めを採用する際に下降補正かけたくなかったので特殊一本に絞ったが、ミミッキュにハイパーボイスが6割ぐらいしか入らないことや、D4振りの羽休めで粘れる範囲もそう多くないことを考えるとあまりよくなかったかもしれない。ただギガイアスがよぶ初手の呪いミミッキュの身代わりをぶち抜ける点やバシャバトンに強くなる点、ASマンダ読みで選出される物理受けをカモれる点など優秀な面も多く、判断が難しい。
ボーマンダというポケモンを初めて使ってみたのだが、あまりうまく扱えている気がしなかった。龍舞マンダなども使ってみたいのでまたリベンジしようと思います。
カプ・コケコ@マゴの実
穏やか
175(236)-x-112(52)-116(4)-132(196)-153(20)
10万ボルト 毒々 羽休め 身代わり
HD c126ポリゴン2の冷凍ビームで身代わりが残る
HB 特化ミミッキュの専用Z最高乱数以外耐え
調整は紫苑さんという方の記事にあったものをそのまま使わせていただいています。
砂パの選出ではポリゴン2が厳しく、ポリクチの並びが環境に多かったのもあってどうしようかと考えていたところ、穏やかコケコの記事をTwitterで拝見し強そうだと思い採用してみた。
結果としてはとても強かった。このポケモン1体だけで多くのポリクチの並びを半壊させることができた。
このポケモンは特殊耐久だけでなく、物理耐久も特化ミミッキュの専用Z最高乱数以外耐えやステロ+陽気メガバシャーモのフレアドライブを耐えることができるなど非常に優秀な水準であり、今後の耐久振りコケコの可能性を大きく感じる型だった。
ただ砂パにおいてはキノガッサやゲッコウガの処理が従来の型よりも厳しくなってしまうので、砂パに入れる型ではなかったかなと思います。
こういった新しい型を公開していただけるのは本当に感謝しかない。Twitterとかで沢山の記事をみれるっていうのは幸せなものだと感じました。
カミツルギ@草Z
臆病 (A個体地20~21)
155(164)-176-151-x-63(92)-177(252)
リーフブレード 聖なる剣 サイコカッター 剣の舞
S 最速
D 残り
ビーストブーストで素早さが上昇するカミツルギ。
当初はスカーフを持って、舞ったギャラドスを倒したりゲッコウガに奇襲をしかけたりする運用をしていたが、タイプ的に起点になりやすかったりと使いにくく、またPTがカプ・ブルルを軸としたPTや受けループに勝てなかったので崩しもできゲッコウガに上から奇襲もできる今回の型を採用した。
自分の脳内ではステロ巻き+ギャラドス+アーゴヨンの並びをステロ巻きの前で剣舞して倒してブーストして勝ち!!みたいなこと考えていたけれど、ステロ巻きはランドロスばっかで爆発したりとんぼがえりされたりでうまくいかなかった悲しみポケモン。
草Zの理由はその圧倒的火力のなさを補うため。臆病カミツルギはスマートホーンでABミミッキュを倒せないため、剣舞を積む隙が無い場面でもミミッキュを倒せるように草Zを採用している。また対ギャラドスを考えた際に、1舞ギャラドスの地震+1舞メガギャラドスの地震をカミツルギは耐えられないため、相手のギャラドスがメガシンカしなくても一撃で倒すことができる草Zを採用した。
このポケモンはもともとステロ欠伸からの展開で真価を発揮するポケモンであり、剣舞積めないと本当に火力のないポケモンだった。
今回の構築においてはガルーラ入りに対してギガドリと共に選出し、多くの勝利を呼び込んでくれたポケモン。今期のガルーラ軸はガルーラ+ミミッキュ+ゲッコウガというドリュウズ絶対止める構築が多く、その選出に対し初手ギガイアスで削りを行い、そこから高速鋼2体を展開し先制技で削りきらせないという状況をつくりだすことで多くの勝利をもぎ取れた。一度ブーストしてしまえばゲッコウガの水手裏剣は全然入らないので安心して上から叩ける。
たまにマッチングした雨パに対して鬼のように強く、またゲンガー入りの受けループに対してワンチャンス持てることもとても優秀だった。
ただ火力が(略)
ゲッコウガ@気合の襷
無邪気
147-115-88(4)-155(252)-81-191(252)
ダストシュート ハイドロポンプ 目覚めるパワー炎 凍える風
技範囲お化け。
ダストシュートは主にレヒレを大きく削れる技として採用。今期は激流ゲッコウガの増加からかレヒレでゲッコウガをみる選出もみられ動かしやすかった。
ハイドロポンプはメガバシャーモが厳しいので水技を採用したいと考え、またミミッキュZの増加からカバルドンはHBベースが増えるのではないかと思ったので一撃で倒すことができるように採用している。めざ炎はメガメタグロスやナットレイ、ハッサムを意識して採用。
凍える風は氷技は抜きたくないし、岩石封じ→ステロ展開するポケモンやリザードン、ギャラドス等の起点回避もしたいなぁという願望から生まれた欲張り技。使用感は悪くなかったがアーゴヨンに耐えられてSブースト→結局マンダの上をとられて負けるみたいなことがあったり、単純に火力不足も気になったので冷凍ビームでよかったかもという感じ。
無難に強い子だったが初手によく出てくるゲッコウガミラーに勝てない技構成であり、ゲッコウガを受けれるポケモンを採用していない構築なので選出が難しかった。
終盤はゲッコウガ入りばかりだったのでスカーフを持たせてとんぼ返りを採用した型を使ってみたりしたのだが、相手のメタがあつく、ほとんど活躍させることができなかった。
このポケモン採用してから初手コケコを出されることが格段に増えたので、ドリュウズ入りには相性が良いポケモンだと強く感じた。
<厳しい並び、ポケモン>
- ステロ+めざ氷バシャーモ→ドリュウズで先に展開するかステロをさせないか。
- ねばねばネット+フェローチェ→無理。
- メガゲンガー入り受けループ→ギガイアスとマンダでサイクルを回しつつ相手にゲンガーの一貫ができたと思わせて、カミツルギでエアームドを突破して勝つ。
- メガミミロップ→マンダで勝てない格闘は厳しい。
- キノガッサ→ツルギやドリュウズが縛られる。
<感想>
ゲッコウガ本当に多かったですね。ゲッコウガの水手裏剣の弾数におびえる日々は辛すぎました。次に砂パを組む時はテテフと同居させるとか、特殊耐久に振ったドリュウズを使うとかしっかり対策した構築を使おうと思います。
そんな中でも久しぶりに2000にのれたのは本当に嬉しかったです。色々な記事をかいてくださる皆様に感謝です。
読んでくださりありがとうございました!