ポケモンSMのシーズン2でレート2000を達成できたのでその構築記事です。
………え? 私の順位…不穏すぎ………?
<構築経緯>
S2はバンクが解禁され、バシャーモの増加が予想された。バシャーモの対策枠として増加するであろうスイクン、カバルドン、ヤドランを以前から興味を持っていた草結びメタグロスで崩してバシャーモを通していく構築が面白そうだと思い、そこから構築を開始した。実際は草結び威力40のカプ・レヒレばかりで全く刺さらなかったが、草結びグロスは序盤中盤に流行っていた砂パや受けループに強いのではないかと思ったのでそこから構築を組みなおして今の形になった。
グロス採用→バシャやガモス等の対策としてカバ+ウツロイド→カグヤやガルド、レヒレの対策としてリザードン→リザードン選出の際にテテフが重いのでゲッコウガ→剣舞ガブとかを考えたらガブに後出しできるポケモンがもう一枠欲しい。一舞ギャラを止めれてフェローチェを倒せて天候も変えれる神ポケはいないものか→ARキュウコン入れて完成。
実際他のポケモンも試したけど大体こんな感じ。
<個体紹介>
無邪気
H92-A128-B0-C92-D0-S196
思念の頭突き 冷凍パンチ アームハンマー 草結び
HB 6n-1 ゴツメダメージ最小、陽気ガブリアスのじしん+鮫肌確定耐え
S 最速ガブリアス抜き
C 草結びでH252スイクン高乱2(49.2%~57.9%)
A あまり
鋼技を採用してないメタグロス。主に砂パや受けループ意識の技構成です。
思念の頭突きはフシギバナやドヒドイデを迅速に処理するのに必要であるし、ボーマンダやガブリアス、ランドロスの打点になる冷凍パンチも必要。ナットレイがいても選出できるようになり、バンギラスやラッキーに刺さるアームハンマー、カバルドンやヤドランを崩せる草結びという技構成に落ち着いた。
高種族値であり広範囲に対して弱点をつけるのが単純に強い。ブルルドヒドイデやマンダナットなど相手にすると厄介なPTに技範囲が刺さるので選出をしやすかった。
対砂パにおいてバンギラス、カバルドン、ドリュウズ、ボーマンダ、フシギバナの全員に対して打点があるので強くでられる。
受けループに対しても、ヤドランでメタグロスを受けに来る選出をしてくる受けループやドヒドイデを絡めた7世代受けループには強くでられる。
シーズン序盤中盤はよく刺さったが終盤に近づくにつれてテッカグヤやギルガルドを採用しているPTが多すぎてあまり出さなかった。
どうせあまり出さないんだったらもっと役割を絞って、S下げてAや耐久に振った方がよかった気がする。
メガリザードンY
臆病
H252-A-B28-C0-D0-S228
大文字 ソーラービーム 羽休め 吠える
HB Hぶっぱ 特化ミミッキュのzシャドクロ+影うち耐え
S 最速ミミッキュ抜き
先発で出てくるミミッキュに対してカバルドンに引くしかないのが弱いと感じたので突っ張れるまで振った。ここまで振ると一舞メガギャラドスの滝登りも晴れ下で耐えることができる。
羽休めはカバルドンとサイクルを回す上でレヒレに後出しすることが多々あるのでサイクル負けしないように採用している。ステロやレヒレが多い環境ではこの技はよく刺さったように思う。
吠えるはイーブイ等のバトン軸に対してPTがあまりに無抵抗であったのと、ギャラドスやボーマンダに対面から舞われてウツロイドやゲッコウガの上をとられて負けになる場面が割とあったので採用した。
ヒードランに打点が無いのが気になるので普通に気合い玉や地震でよかったかもしれないが、吠えるのおかげで勝てた試合も結構あったので割と気に入っている。
ウツロイド @電気Z
臆病
H4 C252 S252
パワージェム ヘドロウェーブ 草結び かみなり
草結びはリザードンの裏にいるカバルドンに通る技として採用。PTでテッカグヤが重いと感じたので誘って倒せる電気zかみなりを採用した。このポケモンは鋼タイプをよく後出しされるので一貫しやすい電気zを放つ場面は結構多かった。
ただ、レートが上がっていくとリザードンとガブリアスやランドロスを一緒に採用しているPTも多く、正直草結びよりもめざ氷の方が欲しい場面が多かった。めざ氷ウツロイドください。
また、このポケモンを使う上での注意点として、テッカグヤは電気Zを普通に耐えてくる型が存在するため有利対面では極力ヘドウェを押さずパワージェムを押して、テッカグヤの耐久を確認しなければならない。
砂嵐下や日照り状態であるならレヒレの水Zくらいなら耐えます。
カバルドンと一緒に選出することで苦手な物理を受けてもらい、砂嵐下でのD上昇の恩恵もうけることが出来る並び、強いので皆使おうね!!(実際は水の一貫が辛すぎる)
腕白
H252 A4 B252
地震 怠ける 欠伸 毒々
物理受けのゴツメカバ。ガルーラ、バシャーモ、メタグロスに対して強いポケモン。
一致攻撃技の地震と物理受けとしての性能を高める怠けるは確定として、欠伸は積んだポケモンを流す際にも使えるが、最後の詰め筋としても優秀であるので採用している。
毒々は耐久ポケを意識しての採用でもあるが、浮いてる物理とのラス一対面で打点が無いため負けるというのを防ぎたかったのと、鬼火して耐久をあげてカバルドンを無理矢理起点にしてこようとする民を許さないように採用している。
ガルーラのグロウパンチ+すてみタックルを耐えたりする物理耐久は流石としか言いようがなかった。
リザードンやウツロイドと選出しサイクルをまわしたり、メタグロスやゲッコウガと選出した際には相手を削って裏の圏内にいれたりととても優秀なポケモンだった。
ゲッコウガ @気合の襷
無邪気
A4 C252 S252
波乗り 冷凍ビーム ダストシュート めざ炎
バシャーモやスカーフテテフに勝てるように襷を持たせたゲッコウガ。
めざ炎はPTでの炎打点がリザードンしかいないというのを避けたかったため採用している。ナットレイは一発では落ちない。ハッサムは振り方しだい。
ボーマンダ軸やハッサム軸などのサイクルPTに選出していき、サイクル崩壊を狙っていく。
臆病
H4 C252 S252
スカーフテロ枠。構築で厳しいフェローチェをテロする枠。
また、ステロ後のカミツルギや一舞メガギャラドスのストッパー役でもある。
相手のガブリアスが剣舞型だと思ったときはリザードンから引いたりしてました。後出しからでもガブやランドにはスカーフ岩石封じ、ストーンエッジ以外には負けないので一度は後出しできる。
受けループに対しては†絶対零度†を積極的に押していって勝ちを狙っていく。
ムーンフォースはあまりうたなかったが、フリーズドライは押したい場面が多かった。しかし、フリドラの2倍弱点ぐらいでは火力が全然足らず、メガギャラドスに半分ダメージが入らなかったときや、ゲッコウガを倒せないと分かったときは流石に笑ってしまった。
火力も耐久もマジで無いんで正直弱いと思うが、このポケモンしかできないことが多く選出は意外と多かった。
<選出>
選出の際には相手がこちらのカバルドンをどうやって突破しようとしてくるのかを読むことが重要だった。特殊バシャーモやカプレヒレ、呪いミミッキュであったり草結びコケコなどは選出の時点で警戒してないと普通に負ける。
メタグロスで砂起動要因を倒す→ARキュウコンで天候奪取→ゲッコウガ出すで大体勝てていた。終盤は砂パにリザがいたりドリュ以外の鋼がいたりであんまり決まらなかった。
草結びグロスでヤドランに圧力をかけつつ裏を崩していく。グロスが通せそうにない時はARキュウコンでラッキーに零度あててウツロイドで全抜きしていく。
カプ・コケコやリザードンが入っているPTには極力、カバ+ウツロを出していく。特にコケコには出さないとまず負ける。
<厳しいポケモン、並び>
まともに打ち合えるのがリザードンしかいない。DLの型でC上昇ひかれて殴られてるだけで厳しい。Cに降られて無い型の場合は意外とどうにでもなる。構築の欠陥。
リザードンが完全に止まってしまう。ヒードラン+他の鋼のような鋼2枠構築とかには大体負けてた印象です。
ギルガルド入りには確定でリザードンを選出していたがこの組み方をされるとカバでマンダをみる選出やゲッコウガの交代読みめざ炎が必要になる。2000帯を彷徨っていた時にあたりまくってレートめっちゃ溶かした。
<感想 反省>
シーズン2お疲れさまでした。 S1に続きS2もレート2000達成できてとても嬉しいです。今期はS1と違って2000に割と早くに到達していたのですがそこから勝ちきれず、1900帯を彷徨っていることが多かったです。2100とかいく人はマジで凄いと思います。
また今期はリザードンが環境に増えたすぎたことにより、露骨なメタが多かった印象です。ゲッコウガが岩技もってたりカグヤはほぼ雪崩を持っていたりと慎重に立ち回らなければ簡単に負けてしまうのが結構辛かったです。
構築の反省としては①命中不安が多いこと、②積みアタッカ―を採用しなかったこと。
特に②は構築段階で全く気付かなかったのですが、せめてポリ2を起点にできるポケモンぐらいは意識して採用するべきだったと思います。その点を抜かせば個人的には楽しいPTだったので満足しています。
長々とありがとうございました。